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緊急特別企画 「 スペシャルタービンキットを検証せよ! 」
 
サーキット走行会 ( 足系パーツを含めたトータルレポート ) 【 第5話 】
 
 ▼ サーキットを走らせて。。。
 
 さて今回は、ツインスクロールタービンをはじめ、足まわり系のパーツなど、サーキット走行会で
 走らせてみた感想をレポートとして、まとめてみました。(^^ゞ
 
 
 【 ツインスクロールタービンキットについて 】
 
     
 
  パワーチェックのグラフや、その計測から得た数字では、直接的に判らない部分なんだけれど、
  ツインスクロール化した事で、1番進化したと体感できた部分は、やっぱり余裕のある過給かな。
 
  タービンが余裕を持っているから、低いギヤでも無理がなく、しっかりブーストがかかるんだよね!
  そう言う意味では、特に3速以下をメインで使うミニサーキットは楽しかったですよ〜 (^-^)v
 
  まあ、ミニサーキットだとストレート以外は2速に入れっぱなしってパターンも多いと思いますが、
  今までよりもパワーやトルクが太ったので、同じ2速固定にしていても守備範囲が広くなり、
  低い回転から余裕をもった走りが出来るようになりましたね。
 
  前までだと、「 ここはもうちょい、回転を上げとかないと 」 って箇所でも、太ったトルクが
  カバーしてくれますし、ブーストがかかりやすくなっているので、落とした回転もラクに
  取り戻せます。(^^ゞポリポリ  
  アクセルのツキの良さは、やっぱりサーキットで良い武器になりますよね。
 
  まあ、私の ” ヘタレ走り ” を上手くフォローして、楽しく走れる仕様と言えば判りやすいかな(笑)
 
 
  
 
  ↑ 実際のコースはこんな感じ。青いラインが道順で、それを時計回りで回ります。
    左下の黒い部分がピットエリアで、そのピットエリアの長さは約72mです。
    ピットエリアの大きさから、全体のおよその大きさを想像してね。(^^ゞ
 
  全体を通して、以前よりもアクセルを開けなくても、適度なペースを保てました。
  ってゆーか、全開にするとちょっと怖かったです(笑) ストレートでは踏みきれなかったですね。
 
  回転数的に言うと、全体的に 500〜1000回転ぐらい以前より低めでしたね。
  メリハリ良く立ち上がり時だけ多めにアクセルを踏んで、あとはセーブして走る感じです。
  特にストレートではメチャ怖いので(笑)、7〜8割程度に抑えてました。(^^;; ヒヤアセ
 
  低回転〜中回転域での絶対的なトルクの立ちは、おそらくカムなどの違いから、C型以降に
  かなわないかも知れませんが、逆に中回転〜高回転域ではC型以降用よりもハイフロー化した
  ツインスクロールタービンが、爆発的にパワーを叩き出してくれます。
 
  A〜B型にはないタービンのツキの良さ、C〜D型にはない伸びと爆発的パワー! 
  総評として、このツインスクロールタービンキットを組んだ事で、A〜B型でもC〜D型でもない
  特別な戦闘力を秘めた良いマシンに仕上がったと思います!
 
    
 
 
 ※ もちろんチューニングはバランスが大事だから、パワーだけを追っちゃダメなんだけどね。(苦笑)
   「 止まる ・ 曲がる 」 がしっかりと出来て、初めてそのパワーが活きるワケだし。(^^ゞ
 
   ・・・と言うワケで、ここから↓は、その 「 止まる ・ 曲がる 」 に関するお話です〜 (^-^)v
  
 
 ▼ ZERO/SPORTS ショートディスタンスブレーキパッド ZP-B for Circuit
 
   
 
 ↑ パッドは当サイトでも過去に作成を行っていますが、ただ作った事に満足してそれで終わっては
   今後の進歩が無くなってしまうよね。だからこれからのためにも色々なメーカー製のモノを
   実際に試してみて、良い部分をどんどん学んで ( 盗んで(笑) ) 行こうと思っています。(^^ゞ
 
   さて、そんな中で 「 是非ウチのを試してみてよ! 」 と、ZERO/SPORTS さんが自信作をもって
   貸してくれたのが、サーキットでの走行を主眼においたコンペティションユース専用のパッド。
   メーカー推奨のローター温度域は 300〜800 度、使用可能温度域は 50〜900 度です。
 
 
  ZERO/SPORTS の小林氏 ( 開発部長さん ) の話では、

   「 冷えている時は最初の1発目だけ効きがあまいけど、ローターの温度が上がればすぐに
    効くようになるよ。 サーキット用なので、ローター温度は高めの状態で使うのがベスト。
    もちろん、街乗りでも充分な制動力は得られるけれども、ローターの温度が低いと
    パッドの減りが早まるので注意してね。 」
   
  との事。
  
 
 ∇ 実際に使ってみた感想
  
  【 街乗り & 高速道路など 】
 
   踏み始めた初期からガッチリ効きます。
   そこから更に踏み込めば、それに応じて強力に効きますね。
 
   サーキット用と言うだけあって、ともかく強力な効き具合です。
   現在のツインスクロールタービンの約350馬力仕様でも、余裕の制動力ですね。(笑)
   もっとチューンが進んで馬力が上がっても、充分すぎるほどガチッと止まれそうです。
  
  【 サーキットでは 】
 
   いやぁ、効きますね〜 さすが、サーキット用ですね。
   ガツンと踏んで、ガッチリ効きます。
   ってゆーか、ブレーキフルードが心配になるぐらい効きますよ(笑)。
   とりあえず、いつフルードがエアを噛んでも良いように、必ず1〜2回ポンピングしてから
   ガツンと踏むようにしてたぐらいです。(^^ゞ
 
  【 冷えている時は 】
  
   12月29日の朝、福島県内では マイナス2度ぐらいで、駐車放置してある状態から
   普通にスタートさせてブレーキを踏んだところ、1回目だけあまかったですが、
   その後はすぐに充分な制動力が出てきました。
 
  【 鳴き、ダストなど 】
 
   私のGDBでは、フロントだけ鳴きますね。これは CV鋳鉄ローター に交換しているせいかも
   知れません。 リアはノーマルローターのためか、リアからは鳴きは出ていません。
   
    ※ 試験的にフロント側だけ鳴き止め剤を塗布したところ、ピタッと鳴きがなくなったので
      間違いなくフロント側だけの鳴きですね。
 
   ダストは多めです。すぐにホイールは黒くなります(苦笑)
   まあ、サーキット用として強力な効き具合に特化させたパッドですから、
   鳴きやダストは致し方ないと言ったところでしょう。
   無論、それらを我慢しても充分に魅力ある制動性能である事は言うまでもありません。
   
  【 その他 】
 
   あまりにもガッチリ効くパッドなので、その性能をもっと活かしたくなりますね(笑)
   例えば、ブレーキホース。
   ステンメッシュホースに換えて、ブレーキタッチをしっかりカチッとしてやると
   ダイレクト感が増して、更にイイ感じになりますよ〜 (^-^)v
   しっかりとした踏み応えで、コントロールのしやすさがUPします。
 
    
  
  ↑ 同じく ZERO/SPORTS 製 のステンメッシュブレーキホース
  
    
 
  ↑ コネクター部の内側で カシメ てある。
    ちなみにホースとコネクター部は固定ではなく、自由に回転 する。
    これはサス可動時などにホースに負荷がかかりにくく、ホースの耐久性を向上させている。
 
 
 
 ▼ 車高調 TEIN TYPE FLEX & EDFC
 
 ホント、EDFCは走りながら減衰力のセッティングが出来るので便利です。(^-^)v
 特に走行会では
、ピットインしなくても可変できるので、1本 ( 1回の走行 ) が無駄にならずに
 済みますからね〜!
 
 ウチの走行会では時間制限や本数制限は無いけれど、制限がある走行会なら、なおさらだよね。
 ピットに戻って減衰を変えて・・・って、時間も使うし作業も大変だし、、、、
 
 EDFC ならば、走りながらコーナー毎・周回毎に指1本で減衰力を変える事だって出来ちゃうし、
 なんと言ってもセッティング出しを楽しめるよね!
 
 
 【 実際にサーキットを走った感じは。。。 】
 
    
 
  ↑ コースは時計回りです。
 
    タイヤの空気圧を前後共に195kPa 、減衰力の設定は フロント:4 リア:5 でスタート。
    ( 16段調整モードです。0に近いほど固く、数値が大きくなるほど柔らかい。 )

    ↑の図の のクランク部でグリップ不足を感じ、次の周回では フロント:6 リア:7 に変更。
 

  
 
   ホームストレートから1コーナーへと入り、大きく旋回する時に、足が柔らかくなった分
   若干ロールが増えましたが、グリップ感は向上しました。
   次の周では、前後共に1段ずつ柔らかくして、フロント:7 リア:8 に変更。


  
 
   16段調整モードなので、ほぼ真ん中の設定値です。
 
   本来ならばサーキットでは柔らかめだと思われますが、交換したスタビの効果のおかげもあり
   腰砕けにならずにロールも適度に抑えながら、グリップ感を得られました。
 
   ただし柔らかめのせいか、カットインしてゼブラゾーンに乗った時など、若干ですがサスが
   バタ付く感じがしました。まあそれでも全体的にはしなやかに走れたと思います。
   無論、速く走ると言うよりも、楽しく走るためのセッティングですが。。。(^^ゞポリポリ
  
 
 ↓ 余談ですが、、、(^^ゞ
 
   
 
 ↑ EDFC のコントローラーは、この位置に移動させました。
   ここなら走らせながらでも、ボタンを押して調整しやすいからね! (^-^)v
 
 
 
 ↑ ちなみに AVC−R と、RSM も、ハンドル横に移設。(^^ゞ
   こちらも走らせながらセッティング & 計測がラクに出来る位置へと移動させてます。
 
 
 
 ▼ ZERO/SPORTS 製 ハイクオリティ スタビライザー
 
   
 
 ↑ ZERO/SPORTS 製のスタビライザー ( 緑色のパーツ )
 
 ロールは多くても走らせにくいし、逆に完全にロールが無くなっても早く走れない。
 ようは、適切な状態で適度なロールが大事なんだよね。
 
 無論、スタビの善し悪しは、スタビと車の相性、そしてスタビとドライバーとの相性もあるから
 一概にどれが良いかは語りにくいけれど、少なくとも私にとって ZERO/SPORTS 製のスタビは
 走らせやすく、車の挙動が判りやすい仕様だと思います。
 
 まず、このスタビの特長は、ロールの発生スピードを抑えている点かな。
 コーナーリング初期状態でのロールを抑え込むので、姿勢を崩さずにノーズがクイックに
 コーナーへと潜り込みます。
 
 次の特長は、適度な粘り。
 コーナーの奥へと進むにつれ、Gの増大と共に適度なロールをしてくれるので走らせやすいです。
 
 それと、タイヤが流れ出すタイミングが判りやすくなりましたね。
 流れる挙動が判りやすい分、アクセルワークもラクになって、コーナーを楽しめる余裕が出て来ます。
 
 
 
 【 実際にサーキットを走った様子 (1) 】
 
  
 
  
  
 
  ↑ ここは今まで慣れ親しんだ感覚よりも、クイックにインに入ってしまうほどでした(笑)
    ロール発生スピードが上手く抑えられているので、イイ感じで切り込めます。
    奥に進むにつれてジワーっと適切なロールを得られ、安定感が増しました。
    ( 正確には ” ヘタレ ” の私のテクでも、スタビに助けられて安定するって感じかな(笑) )
 
 
 【 実際にサーキットを走った様子 (2) 】
 
  
 
  
  
 
  ↑ 外周部分で大きく右に旋回した後のクランクコーナーです。
    右から左へと、手前を走っているGDと対比してもらうと、それ相応のスピードが出ている事が
    お判りになると思います。(^^ゞ 姿勢を崩さないようにヌルく走らせてるワケでは無いです(笑)
 
    このような切り返しでも姿勢を崩さず、安定してアプローチ出来るのが嬉しいですね。
    フィーリング的には姿勢が崩れない分、素早く前に進む感じがします。(^^ゞポリポリ
 
 
 
 ▼ おまけ。。。
 
 さて、、、おまけとしてサーキット走行しているムービーを用意しました。
 相変わらず迫力の無い私の走りですが(笑)、、、(^^;; ヒヤアセ
 
 おまけのムービーを見たい方は、ここをクリック! ( 1.12MByte )
 
  ※ ムービーを見るには、Windows Media Player などが必要です。
 
  ※ インターネット環境が高速回線でない場合は、ローカルマシンに保存してから
    再生される事をお奨め致します。
 
 
 
 
 
 ▼ キットやゼロスポーツ製品のお問い合わせ先
 
 
ZERO/SPORTS  「 GDB-A〜B型用ハイパフォーマンスツインスクロールタービンキット 」

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  → メーカー : ZERO/SPORTS ( ホームページはこちら
 
  → 販売店 : スーパーオートバックス熊谷店 ( スーパーオートバックスのホームページ
 
         埼玉県熊谷市大字肥塚1355-1  TEL 048-527-6855  担当・堀川マネージャーさん
 
     ★ 私がいつもお世話になっている熊谷店です! 当サイトの超お奨めイチオシのショップ。
        チューンに対する知識、技術力など、量販店のレベルを遥かに超えています。
 
 
 ※ キット名は仮称です。製品版では変わるかも知れません。
   記事中では 「 スペシャルタービンキット 」 または 「 ツインスクロールタービンキット 」
   と呼んでいます。
 
 ※ 画像は開発中の物であるため、製品版では多少異なる場合があるかも知れません。
 
 ※ GC8型系後期型にも流用が出来るよう、開発検討中のようです。
 
 ※ この記事は 2004/01/05 現在のモノです。
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