TEAM ☆ IMPREZA-NET 会員レポート
 
 ∇ 2003/12/29 オフ会プレゼント スペシャルFパイプ (会員No.045 爆走公務員さん)
 
【 取付作業 】


まず最初に、インタークーラーを外します。
これはタービンの遮熱板やFパイプのボルトを取るための作業性確保のために行います。
緑矢印の2カ所で12ミリのボルトで止まっていますから、このボルトを外します。
それから、赤い矢印の4カ所のホースバンドを緩めましょう。これで準備完了です。
後はコアを傷つけないように、左斜め手前に引っ張ります。するとホースが自然に抜けて、
いとも簡単に外すことができます。



インタークーラーを外した状態です。
ついでですから、ピッチングストーパーもSTiの強化品に換えちゃいましょう!
緑矢印2カ所の14ミリボルトで止まっていますから、このボルトを外し、後は強化品に換えて
締め付けるだけ!ホントに簡単です。
でもよく見てみると・・・あれ?私のE型STiなんですけど、強化品と全く同じものが付いてる
・・・・まぁ6年目だし、いいかぁ(笑



遮熱板を外します。
遮熱板のボルト ( 青矢印 ) は全て10ミリなんですが、この部分は高温にさらされているため、
非常にボルトが折れやすくなっています。

ボルトヘッドが折れると遮熱板のステーにボルト本体が残って、ドリルなどで苦労して
取り除く羽目になります。
ステー自体は800円程度なので、折ってしまったら買い直した方が得策ですね。

その前にインタークーラーステーをどかして作業性を確保しましょう。
緑矢印のボルト ( 12ミリ ) の左側(タービン側)を外し、右側を緩めます。
するとステーはぐるぐる動きますので、じゃまにならない場所に動かします。
ミッションオイルのゲージも外しちゃいましょう。
遮熱板上部の3本は簡単に取れるんですが、写真上の2本 ( Fパイプへの固定部 ) と
左側2本(カバー下部)がめちゃめちゃ取りにくい!!詳しくは次の写真で。



外した遮熱板です。
まず写真中央の下部のボルトは、結構深く ( 約20p ) 通常のメガネレンチでは回すことが
できません。また隙間が狭くラチェットが入りません。
そこで30pのロングメガネを購入してきました。これなら届くのですが、いかんせん何回も
回すには骨が折れる!ということで秘密兵器を投入。次の写真で紹介します。
写真左側の2本のボルトはやはり取り付け位置が深いため、普通のメガネでは困難に
なってしまいます。
上側のボルトは、ロングメガネと秘密兵器で取りました。
下側のボルト(赤矢印)はFタイヤを外せば、あら簡単!下からの作業がよいですね。



30センチのロングメガネと無段階で回るメガネレンチを組み合わせた、
「 スーパーロング回るくん(笑) 」 です。
この状態ですから大きいトルクをかけることが困難ですが、ただ回すだけなら非常に楽です。
使い方にちょっとコツがいりますが、メガネでコツコツ回すよりは作業性が非常にアップしますね。



ようやくタービンとFパイプの接続部が見えてきました。最初にセンサーを外しちゃいましょう。
白いカプラーを外しモンキーレンチで緩めます。少し緩めれば、手で簡単に回せます。
タービンとFパイプは5本のボルト(14ミリ)で止まっています。

かなりきつく高温にさらされているので、潤滑剤を充分に吹き付けてやりましょう。
上部2本は比較的楽ですが、左右の2本はスペースがないので、ちょっと厳しいです。
ラチェットの形状やソケットの大きさで変わりますが、私の場合は何とか作業できました。
さて一番下のボルトですが、上からも何とか作業できますが、車体下からも作業できます。
ただ車体下からだとうまく力が入らないので、どちらから外すかはご自分でトライしてみて下さい。



ちょっと写真では見えにくいのですが、緑矢印の先に10ミリの遮熱板のボルトがあります。
これはタービン下の遮熱板とFパイプを止めているボルトなので、これも外します。
ラチェット+エクステンションで簡単に外せます。



さて上からの作業は終わりです。下回りに行きましょう。排気温計のボルトをスパナで回します。
ここも焼き付いているので、充分潤滑剤を吹いてから取りましょう。

私はただ単に外しただけなのに、しっかりナメてしまいました(汗。もちろんセンサーごと要交換。
ちなみにセンサー代は約8000円でした(泣。

ちょうどこちらからは隠れて見えないのですが、14ミリのボルトで2カ所止まっています。
中央のボルトは隠れていて ( 下から見るとステーの上にあるため直接見えない ) 作業しにくく、
ラチェット+エクステンションで取ります。左側のボルトは見えるのですがソケットが入り難いので、
メガネかスパナで外します。



言わずと知れたマフラー接合部。
ラチェットが入りにくいので、14ミリと12ミリのメガネレンチを使って外します。



新旧Fパイプです。Fパイプは緑矢印の箇所でボルト止めされています。
まとめますと、タービンとの接合部14ミリボルト5本、マフラーとの接合部12&14ミリボルト2本、
中間のステー2カ所は14ミリボルト2本、センサーが上と中間に1箇所ずつで計2カ所、
遮熱板とのステーに10ミリボルト1本です。



さてさて、このプロトタイプのFパイプ、いったい何が違うのでしょう。
実は社外メーカーが1から作成したものではなく、純正を加工したFパイプだったんですね。
ですから重量、口径、触媒には一切変更はありません。軽量化も径拡大もされていないわけですから
劇的なレスポンスアップは望めないと言うことになります。
純正と異なるのが、このタービン側の接合部分。
純正のFパイプはカーボンで見えにくいのですが、実は穴が1カ所しか空いていません。

つまりタービンを通った排気は抵抗なくFパイプ側に流れるのですが、ウエストゲートを通った排気が
この接合部でいきなりタービン側の排気と合流するのです。それでは排気効率が悪そうですね。
このプロトタイプFパイプは、その空間にバイパス ( 小さい穴 ) を設け、排気ガスの干渉防止を
狙ったものです。

新規開発商品ではなく、あくまで純正を改良したものですから、完全に車検対応ですし、
CPUセッティングも必要なく充分な安全マージンが確保されています。
Fパイプを換えたいけど、安全性やセッティングに不安がある方には、最適の製品ですね。



逆の手順で完成。しかしFパイプが重くて、しばらく車の下でパイプの下敷きになっていました。
なかなかタービン部のボルトに付けられなくて、ちょこちょこ休憩しないと力が入らない
・・・・はぁ〜あ、年はとりたくないものですね(笑。ちなみに遮熱板のボルトを折ってしまたので、
パーツが届くまでこの状態です。みなさん、充分注意して下さいね。


【 インプレッション 】

まず驚いたのは、アクセルのツキの良さ!ブーストをかけない状態でもレスポンスが良くなりました。
次いで2〜3速のフル加速テスト。ブーストの初期の立ち上がりがイイですね。

あくまで純正改良ですから、加速の伸びに劇的な変化はありません。
排圧自体も変化無いようですね。 しかしブーストがタレなくなりました!これは驚き。

私のインプはAVC−Rでコントロールしているんですが、デューティー値を上げていくと
オーバーシュートが大きく3速でタレ ( 1.2が1.16に落ちる )、逆にデューティー値を下げると
2速でタレる状態にありました。この2速でタレる状態で7200回転まで回したのですが、
Fパイプ装着後はちゃんと1.2で安定していました。しっかりFパイプ効果が出ています。

まさ!さん、このようなすばらしいパーツをプレゼントして頂き、本当にありがとうございました。
またDIYで取り付ける機会を得たのも、ないるさんやみるくティーさんを始め、掲示板で
情報提供して下さった皆さんのおかげです。大変感謝致します。m(_ _)m

なお、このFパイプは商品化されています。
詳しくは、STi 東京さんに問い合わせてみて下さい。


          
レポート : 会員No.045 爆走公務員 さん



※ STi 東京は 2004年9月30日をもって閉鎖されたようです。

 真に残念でなりません。。。(T^T)



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